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2020.11.19

VISION BOOK

2020年4月にリリースした「ホップの里からビールの里へ VISION BOOK」についての解説です。

ローカルでプロジェクトを進める方の参考になれば嬉しいです。

私たちが遠野市で進めるビールの里プロジェクトがユニークなのは、色々な組織や、立場の人が混じり合い、

一つのチームとなって、「ビールの里」というビジョンに向かっていること。

       

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: VBイメージ3-1-1024x1024.jpg

       

このVISION BOOKは、関わるプレイヤー20名に、なぜビールの里プロジェクトに関わっているのか、

自分はそこで何をしたいのか、インタビューしてまとめたものです。

なぜVISION BOOKを制作したのか。その理由を説明します。

       

ファンベース戦略に基づいて

ビールの里プロジェクトを進める上で、大切にしている方針。

それは、『ファンの輪を広げていくこと』です。

私たちは、「日本のホップ産業を変えていく」「地域から日本のビアカルチャーを醸成していく」という大きな目標を掲げています。

この目標を達成するには、数年では足りず、10年、20年かけて取り組むものだと思っています。

どのようにその長い道のりを進んで行くのか。そんなことを考えていた時に出会ったのが、佐藤尚之さんが書かれた「ファンベース」という本。

          

ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために (ちくま新書)

       

「ファンベース」とは、「ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や事業価値を高める」という考え方。

取り組みが長期間にわたるものであること、ビールの里の実現は地域の私たちだけでは成し得ないことを考えると、ピッタリのものだったのです。

2018年にこの考え方と出会ってからは、ビールの里プロジェクトの方針を切り替え、様々な施策は全てこの「ファンベース」の考え方に基づいています。

本には「ファンベース」を進めていくためのポイントがいくつか書いてありますが、特に下記をヒントにVISION BOOKの製作を決めました。

      

商品にストーリーやドラマをまとわせる

人間をもっと見せる、等身大の発信を増やす

  

関わるプレイヤーそれぞれにストーリーやドラマがあり、個人として何を目指していきたいかというビジョンもあります。

これは私たちのプロジェクトに限った話ではありません。人が活動していくなかで、そういったストーリー、ドラマ、ビジョンは生まれるのです。

そこに気づき、拾い上げ、形に残すということが大切です。

今回は普段メディアの取材を受けないプレイヤーにも光を当て、インタビューという形で拾い上げて冊子にまとめました。

       

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC_6417-1024x681.jpg

         

取り組みの背景にいる「人」にフォーカスして、私たちが進めるプロジェクト自体や、関連する商品にストーリーやドラマをまとわせていく。

VISION BOOKを通じて私たちの取り組みを深く知ってもらい、ファンの輪を広げていく。そんな役割を担っています。

このVISION BOOKの冊子は、ビールの里関連の商品を購入した方や、ふるさと納税に申し込んだ方に、商品に同封して送付しています。

また、冊子だけではなく、WEB版としてもnoteで公開しています。

   

WEB版ビジョンブックはこちら

   

インナーブランディングとして

外に向けた取り組みでだけではなく、インナー向けの施策という目的もありました。

チームで活動していても、実はお互いのことを深く知らないことがあります。

私たちもこの取材で初めて知れたことがたくさんありました。

いわゆる相互理解の役目も果たしているのです。

また、インタビューを通じて自分の考えを言語化し、それが媒体に載ることで、なぜ自分がビールの里に関わっているのかを再認識してもらうことにも繋がります。

ビールの里のプロジェクトは毎年80-100件ほど取材を受けてメディアに露出しますが、登場する人物は同じ人が多くなってしまいがちです。

メディア側としても目立つ人を取材するのは仕方がありません。

しかし、実際は多くのメンバーがそれぞれ思いを持って活動してくれており、そういった人たちにも光をあてることは大切なことだと思っています。

自分もビールの里を目指すストーリーの登場人物のひとりなんだ、そう思っていただきたかったのです。

個人のモチベーションが上がるとことで、チームとしての推進力も大きくなっていくからです。

     

VISION BOOKがもたらしたもの

「ファンベース」は長期的な取り組みですので、短期的に成果が出るものではないと思っています。

私たちもVISION BOOKを通じて、じっくりと伝えていこうと考えています。

その前提の上で、兆しとして見えてきているものをご紹介します。

   

コロナ禍でのコミュニケーション

    

VISION BOOKが完成したのは2020年4月。新型コロナウイルスの感染が広がっていたタイミングでした。

今期のイベント開催やツーリズムの開催は難しい。

毎年私たちも楽しみにしていたファンの方々との交流ができなくなることが想定されました。

そんな状況の中、VISION BOOKはファンを繋ぎとめ、コミュニケーションを強化する役割を担ってくれたのです。

元々はそれほど多く印刷する予定ではなかったのですが、増刷を早い段階で決めて商品の発送時に同封することを決めました。

また、WEB版で定期的に情報発信することで、遠野を思い出してもらう機会をつくったのです。

ファンを繋ぎとめ、そして落ち着いたら遠野に行こうと思ってもらえるように。

コロナ禍の中でも、未来に向けたアクションとなりました。

   

ふるさと納税額の増加について

    

VISION BOOKの後半のページには、「私たちの仲間になってほしい」というメッセージを書かせていただいています。

その一つの方法として「ふるさと納税」の案内を入れています。

遠野市のふるさと納税で寄付をする際に「ビールの里プロジェクト」を寄付先に指定いただくと、私たちの活動に直接支援ができるようになっています。

2020年の4月から配布をはじめましたが、2020年10月末の時点で昨年同時期(4月-10月)と比較すると納税額は2倍に。

全てがVISION BOOKの効果ではないと思いますが、

一部は、ビール関連商品が伸びていることから活動を深く理解してくれる方(ファン)が増えたことによる効果だと考えられます。

      

       

他にも、遠野を訪れてくれる方から、「VISION BOOK 読みました」と声をかけてもらう機会が増えてきました。

お会いする前からVISION BOOKを通じて深いところまで知ってもらえるというのは嬉しいことです。

もっと深い話ができて、コミュニケーションの質も上がっていくのです。

              

以上が、VISION BOOKを製作した背景です。

地域でプロジェクトを進める際、ファンの輪を広げていく時の一つの施策として参考になれば嬉しいです。

VISION BOOKは現在第二弾の取材を開始しています。

ファンの輪が広がり、また新たな兆しが生まれてくるでしょう。

これからどう展開していくかも楽しみです。

もっと詳しく聞きたい、地域ブランディングについて相談したいということがありましたら、

WEBサイト(https://brewgood.jp/ )下部のコンタクトフォームからご連絡ください。

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